善い事貯金
今日は何となくお題で書く気分なので、お題スロットを回してみました。
ルールというか、心がけですかね。
『自分に出来る範囲で善い行いをする。』
です。困っている人を見かけたら声を掛けるとか、ゴミを見かけたら拾って然るべき場所に捨てるとか、車が来てない時も信号無視はしないとか、細かな小さい事とかだけど、意識的に。
いつ頃から意識して行動するようになったかというと、２０歳過ぎた辺りからかな？仕事でもプライベートでも、通りすがりの人に対しても、モチロン家族に対してもそう。
切っ掛けになった出来事があるんですよ。
その頃はもう働いていたので私は浅草線に乗って通勤していました。私の勤める会社は始業が少し遅めだったので、そんなにギュウギュウって感じじゃなかったんですけど、たまーに凄く混んでる時があって。
その時も滅茶苦茶混んでいて、足を上げたらもう元には戻せないくらいの混雑で。
私が降りなくちゃいけない駅の１つ前でどっと人が降りたんですね。私は結構奥に立ってたんですけど、余りにも沢山の人が一気に降りようとするもんだから、押されまくってドンドン扉の方へ流されてしまったんです。
仕方ないから一旦降りようとしたんですよ。下車する人の波が終わったら乗ればいいやって思って。
でも扉に人が殺到してるもんだから、それこそ足の踏み場もないし、足を固定されちゃって、前に踏み出す事が出来なかったんです。なのに後ろから押されて体だけ車外に出ちゃって。更に腕も動かせない状態で。もうね、これは顔面からホームに倒れるなって思いました。実際45度位に傾いてたと思う。
余談ですが、ああいう時って本当にスローになるもんですね。時間が凄くゆっくりになって、『コレは顔面からいくわー。前歯は死守したいけど鼻も死守したいなぁ。どっちも折ったら痛そうだしなぁ。出血も嫌だなぁ。病院行くのめんどいしどうしよ。』
これくらい考える時間はありました。人体の不思議☆
えっと…、そう。
顔面からホームに倒れる前に、後ろにいた誰かが私の手を咄嗟に掴んで止めてくれたんです。お陰で無事に片足を出して踏ん張る事が出来ました。すぐに振り返って見たけど、誰が助けてくれたのかもう分からず。
これで素直に『私も同じ様に人を助けてあげよう』って思える様な人だったらホント素敵なんでしょうけど、私はちょっとそういう方向ではなくて。
『こういう時にまた誰かに助けてもらえる様に徳を積んでおこう。』
って思ったんです。ちょっと言葉にすると我ながらホント頭弱そうだけど…
でもね、やっぱりこういう…思いやりだとか幸運だとかを「享受するだけ」って言うのは不可能だと思うんですよ。普段から徳を積むというか、善い行いをするのが大事なのではないかと思うんです。
超簡単に言うと、自分が持っているラッキーポイントが足りないと助けてもらえないみたいな感覚。
前に実写ドラマ化もされた『重版出来！』という漫画を読んだことありますか？そこに登場する出版社の社長も同じ様な事をしていました。わたしがやっている事はその社長ほどではないけど。同じ様な事を考える人ってやっぱりいるもんなんだなぁって凄く印象的なエピソードでした。良かったら読んでみてー。
例え万が一の時に自分に幸運や思いやりが回ってきて欲しいからと行ったことでも、誰も嫌な気持ちにはならない訳だし、この下心を人に話さなければ良い人だと勘違いしてもらえるし笑 いい事尽くめ！win-win-winじゃん😁
という訳で、私は自分に出来る範囲で善い行いをするという善い事貯金（私が勝手に命名）をマイルールとしています。
