miel’s blog

EU圏在住のSexy Zoneが好きなジャニーズ初心者

八咫烏シリーズ

2017年6月25日に放送された初耳学の「林先生の理想の書店」の部分を今更ですが昨日視聴しました。私の勝手な想像だけどけんてぃも読書家なんですよ、多分。しかも哲学系とか自己啓発系とか、後は恋愛系を割と読んでるんじゃないかなぁ。アドラーは読んでそうだし、D・カーネギーの「人を動かす」この本は絶対読んでると思う笑

番組で言ってた書店数の減少については私も身をもって感じてました。だって今年日本に帰って知ったんだけど、地元の書店がなくなってた!一店舗もないの。あの町に住んでる人、特にネットが苦手な人(主に高齢者)が本を読みたかったらどーすんの??マジで。図書館だって小さいよ?

で、ちょっとだけ調べました。

出版取次の大手、トーハン調べによると、2017年7月の段階で1896ある自治体・行政区のうち書店ゼロの自治体・行政区がなんと420もある。約22%です。大袈裟に言うと4分の1弱の自治体・行政区に書店がないという事になる。4年前と比べると1割増えてるんだとか。マジで驚きですよ。

まぁ、今はネットでも買えるし、電子書籍もあるしね。でもフラッと気まぐれに本屋に入って、ジャケ買いしたりとかなんとなーく買った本が当たりだったりとか…そういう楽しみ方も素敵なのにね。

 

けんてぃは今年何冊本を読んだんだろう。忙しかっただろうから少ないかな? 君の膵臓を食べたい は絶対読んだだろうな…嘘です適当言ってごめんなさい笑  ちなみに私は今年29冊読んでました。ちょっと少なかったかな。

 

学びの為とか知的好奇心(学術的な)を満たす為に読書する人も沢山いると思うんだけど、私にとっては最高に楽しくて最高に自由なエンタメ。娯楽の為に読んでるのでストーリー物や軽目の読み物を選ぶ事が多いです。しかも、登場人物を好きな俳優さんとかアイドルとか歌手に置き換えて頭の中で映像化して楽しむっていう、本当の読書家?とか著者からしたら卒倒しかねない読み方してる読者です。笑

本当は紙の方が好きなんだけど、引っ越しする事が多い人生なので、今は電子書籍に頼りきってます。電子化のお陰で海外でも定価で(電子化以前は都市部にある日本の本屋とかで2〜3倍のお値段で買ってました。マジで時間かけて厳選してた。)手軽に本を購入できるので、電子書籍には本当に感謝しかない。STY!

 

読んだ本を記録しておかないと同じ本を買ったりする事が偶あったので、某読書メーターを利用してるんだけど、もっとバカバカしい感想をダラダラ書きたいっていう衝動に駆られる時があって。こっちで書いてみようと思います。こっちではメーターでは触れてない漫画についても書こうかなーと。

 

 

という事で、今回はこちら!

阿部智里さん著の八咫烏シリーズです!

 

 

文春の紹介文によると

“人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界「山内」ではじまった世継ぎの后選び。有力貴族の姫君4人の壮大なバトルの末に選ばれたのは…”  新世代和風ファンタジー。だって。

著者の阿部智里さんは大学生の時、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞されてるんですよ。素晴らしい才能の持ち主! またこの文庫版の装丁がとても素敵で。単行本の方もいいけど、私は文庫版の装丁推し。作品の世界観とか雅さとか厳しさとかをよく表してるなーって思う。

私は基本文庫しか手を出さないので、文庫化されている4巻(空柩の烏)までしか読んでないんだけど、今のところ4冊全部舞台が違うんですよ。例えば、1&2巻は同じ出来事の表と裏を書いたものなので同じっちゃ同じだけど、見える景色が全然違う。一巻は后選びの話がメインで女性側からの視点。二巻は一巻で全然姿を現さなかった世継ぎである若宮が、后選びしてる間何してたかって言うのが書かれてます。シリーズ化すると陥りがちなパターン化がない。飽きないんだなー。

 

物語の世界観も素晴らしくて。凄く作り込まれていて、まさに和風(どっちかっていうと平安風?)ファンタジー。服装や風景なんかを想像するのも楽しい。とても雅なんですよ。特に一巻は女性が沢山出てくるだけあって1番キラキラしてる。なかなか特殊な世界なので、建物や背景、服装なんかをちゃんと想像するのは私には難しかったりするんだけど、ネットで調べたりとかして想像力を限界まで働かせました。

世界の中心部にある山の中に姫が滞在する別宅があるんだけど、そこから桜がブワッと見えたりだとか池?とか滝が見えたりだとか、情景思い描くだけで楽しいじゃないですか。

 

この雅な世界に下に書く登場人物をはめると本当に美しさがすごい。眩しすぎて見えないくらい。

 

ではここで私が楽しんでいる"主な登場人物勝手にキャスティング"を晒しますね。

●世継ぎ若宮の兄、長束(なつか)には山P

だって容姿端麗って書いてある。

●長束様の護衛 路近には風磨くん

長束さま(山P)を守りつつ若宮と雪哉に意地悪してくるんだよ?チョッカイだしてくるんだよ?

●世継ぎの若宮にはけんてぃ

 これはぴったりだと思う。この世界の全ての烏を平等に愛してるの。本人的にはちゃんと理由がある行動してるんだけど、他人にあんまり理由を伝えてないからうつけ扱いされたりもしてる。多分シリーズ第2の主人公。

●澄尾 若宮の幼なじみ且つ護衛には重岡くん

 だって、ねぇ?幼なじみだよ?ねぇ?

●雪哉 若宮の側仕え には勝利くん

 この子が多分シリーズ通しての主人公なんだよね。雪哉は賢いんだよー。メチャクチャ才能あるのに周りを引き立てるために出来ないふりしたりすんのよー。話しが進むにつれて賢さがちゃんと出てくるんだけど。途中から若宮(けんてぃ)に忠誠を誓うのホント推せる。

 他にも沢山登場人物は出てくるけど、これで十分です。

 

 この、役を当てはめる時に思ったんだけど、勝利くんって顔面偏差値がズバ抜けて高い上にノーマルサイズのヘルメットが役に立たないくらいの小顔で、ちょっと現実離れした容姿なのに意外と汎用性が高いんだよね。病弱な美人タイプも、運動得意なヤンチャタイプも、頭脳明晰なインテリタイプも、明るくて騒がしいおちゃらけムードメーカータイプも、冷徹なドSタイプも。割と何でもハマっちゃう。勝利くんの今の演技力どうなんでしょうか?この間のスカッとジャパン案外良くなかった?悪くなかったよね?…ドラマのオファー待ってます☆

 

本を読むのが好きな人ってよく面白すぎて寝ないで読んだ、止められなかったみたいなこと言ったりするけど、この本は本当にそれに該当すると思う。途中でやめられない。しかも、早く次のページ読みたいのに面白すぎて読み終わりたくないっていう矛盾が生まれる。個人的にはだけど、ファンタジーの代表作を選べと言われたら、欧米はハリーポッター、日本なら八咫烏シリーズを選ぶと思う。もっと沢山素敵な作品あるだろうけどね!今のところ個人的にね!

 

早く次の巻も文庫化しないかなー?